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2006/10/02
篠原有司男 ギュウチャン エクスプロージョン
ギュウチャンこと篠原有司男の展覧会ギュウチャン エクスプロージョンが東京、名古屋、大阪、鹿児島で開催されています。これから始まる大竹伸朗展もそうだけど、ものが巡回するんじゃなくて、作家が移動しながらその場所場所で五月雨(さみだれ)式に展示を打って行くという気運がありますね。
左:公開制作。「ドローイングはね、どっから描き始めたらいいかっていうと目つぶって何か線引いてそっから始めりゃいい。失敗も成功もないのよ」。右:展示風景より
ナディッフでは主にドローイングを展示しているんだけど、間間にパンチの効いた言葉が入ってる。今回創刊された本を読むと、確かに編集者が級数上げて太字にしたくなるキモチはわかるんですよね。「江戸っ子だから、間が照れくさいんだよ」と言ってたけど、矢継ぎ早にむちゃくちゃにしゃべることの中に「お、名言」みたいな時があるんです。それで、若い作家の人はなかなか言葉にしづらかったり、キャッチーなセリフを嫌うと思うんだけど、やっぱり短い切れ味のいいセリフも繰り出していったらいいなあと思ったりしました。
公開制作の写真はこちらにもあります。トウキョウアートリズム
毎日描いてるメモ描きみたいなドローイング。中にちょっとかわいい女の子がありました。
こちらはNANZUKA UNDERGROUNDでのオートバイ彫刻。テレビに出演したときのビデオなども上映されています。岡本敏子さん、秋山裕徳太子さんとの3人に、次元大介みたいなモンチッチorおさるが絡んでいるものでは、テーブルについた3人が、まさに子どもが大人になったという感じで微笑ましいというか、それはそれですごいなあと思ってしまった。
これはおまけ。ナディッフの後ろのレストランの柵からもれた光がこんなふうに映っていた。
ナディッフ、NANZUKA UNDERGROUNDともに10月15日(日)まで。
words:白坂ゆり
2006-10-02 at 01:55 午前 in 展覧会レポート | Permalink
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» 篠原有司男の時代、再来?! from void chicken DAYS
ギューちゃんの名で親しまれる篠原有司男氏の
名著が復刊!! これは重大ニュースです。
お勧めサイト!!
@@@『前衛の道』(完全復刻版)(美術出版社刊)@@@
※奇跡に近い!!が、復刊おめでとうございます!! 素晴らしい〜!!
去年、鎌倉近代美術館も展覧会があり、
記憶に新しいかと思いますが。
ギュウチャン・エクスプロージョン!実行委員会が
復刊も含め、3冊同時発刊!! エラい!!
第2弾
『篠原有司男対談集 早く、美しく、そしてリズミカルであれ』
対談相... [続きを読む]
トラックバック送信日 2011/06/05 11:46:53