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2005/03/26

バンクシー ゲリラ展示

ブラーのCDジャケットでも知られる グラフィティアーティスト、バンクシーが今月、ニューヨーク近代美術館、ブルックリン美術館、メトロポリタン美術館、自然史美術館にて、ちゃっかり自分の作品を紛れ込ませて展示 していたそう。MoMAにはウォーホルのスープ缶の絵に似せた作品を3日間、ブルックリン美術館には、61×46センチの植民地時代の提督の肖像画で、手にはスプレー缶が握られ、背景に戦争反対を示す落書きがって、え〜こっちは気づかれそうなものだけど。すりかえならまだしも、日本のキュレーターなら、この壁の間隔が変わってるとかって、気づきそうだ。膨大な数の常設展示だとわからないものでしょうか。ロンドンの街中にはあちこちにステンシルの作品があるというし、こうした美術館侵入も初ではないそうだ。憶測だけど、美術館側でもちょっとの間だけ寛容なはからいをしたのでは? なんて。グラフィティがまだまだ下に見られてるとしても、美術館に初めて入った時代ではもうないので、とは思う。
 
ところで、この秋水戸芸術館でグラフィティの展覧会が行われる予定です。バンクシーがあるかどうかは不明ですが、REAL TOKYOのTOKYO仕掛人日記に窪田研二学芸員によるニューヨークなどでのリサーチ日記がありますので、ご参考までに。

2005-03-26 at 03:04 午前 in 展覧会・イベント情報 | Permalink

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この話は、おとといくらいから海外ブログで記事になったりして、何?と思ってたんだけれど、やっと理解できた。やっぱ日本語の記事はいいすねw。彼らにはアンダーザレーダ... [続きを読む]

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バンクシー、イスラエルの不法な壁の上でも威嚇射撃にめげず、作品完成。 [続きを読む]

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コメント

fogless 2005年3月26日の日記にもう少し詳しい情報がありました。

投稿情報: shirasaka | 2005/04/01 14:00:28

こんにちは、水戸芸の窪田です。
白坂さん、Realtolyoのコラムを言及いただき有り難うございます。
今準備している展覧会は日本のグラフィティを中心にスケートボードやヒップホップカルチャーなどとともに紹介する予定です。なので、海外アーティストを入れる予定は今のところありません。
というのは、90年代初め頃から本格的にグラフィティが日本に上陸してすでに15年以上経ち、グラフィティにも日本のオリジナリティが現れてきており、それをこの展覧会できちんと見せたいと思っているからです。
そういう意味では、本格的に日本のグラフィティを紹介する世界初の展覧会になります。
内容は鋭意制作中のため、日々変化していますが、他の国と日本のグラフィティの違いが見えてくればかなり面白くなると思っています。
会場にはスケボーランプも設置され、ギャラリー内でスケボーも出来るようになりますよ、多分(笑)。
水戸芸近くのビルにも数カ所グラフィティが登場し、かなりライブ感のある展示になると思いますので、その節は是非お越し下さい!
展覧会は2005年10月1日から!!

投稿情報: kubota | 2005/04/03 14:37:43

>憶測だけど、美術館側でもちょっとの間だけ寛容なはからいをしたのでは? なんて。
というのはほんとに憶測で、このときは本当につかまっていました。
今頃コメント入れてスミマセン。こんなニュースがあったんですね。
http://abcdane.net/blog/archives/200609/brange_banksypink.html

投稿情報: 白 | 2006/09/29 22:48:12