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2001/10/25
三宅信太郎展 JAPAN GARDEN FUJI GIRL -GIRL SIDE-
「ガールズブラボー!」
壁面にカラフルな女の子が勢揃い
■いやもう、会場に入って驚嘆! 30cm大の女の子が壁にぎっしり貼り付いていたからだ。場所は「JAPAN GARDEN FUJI GIRL」とタイトルされた三宅信太郎さんの個展会場。日本、庭、富士、女の子の4つのテーマで展開するシリーズ第二弾は「女の子」だ。実はこのタイトル、三宅流に訳すと「ニホン ニワ フジ ガール→日本には富士がある」と掛コトバになっているのだが、お気づきだろうか?
■三宅さんの絵は一度見たら忘れられないものがある。中でも「女の子」は長年描いてきた中心的モチーフだ。髪が長くて足が長くて胴体が短い、奇妙なバランスだけれどやっぱり「かわいい」のは、作家が純粋にかわいいと思って描いているから。厚紙に描かれご丁寧にもカタチで切り取られた女の子がこの会場になんと600人もいるそう。「自宅にあと400人いるけど」と千羽鶴ならぬ千人ガールの存在を明らかにした。
■なんていうか、彼の絵の素朴な強さがとても好きである。迷いのない線、元気な色使い、不思議なモチーフ、読めない展開と4拍子揃ってて、私には根っからの作り手であることを感じずにはいられないのだ。
■三宅さんには演劇やお笑いライブに出演する役者の一面もある。もともと存在感ある人だけに何をやっても特有の味をかもしだす。さて、このあとの「庭」「日本」と続く発表が今から楽しみだ。
三宅信太郎展
JAPAN GARDEN FUJI GIRL -GIRL SIDE-
2001年10月25日(木)〜12月3日(月)
Za Gallery 有明
東京都江東区有明3-1 WANZA ARIAKE BAY MALL 2F
(ゆりかもめ「国際展示場正門」駅下車、徒歩1分 臨海副都心線「国際展示場」駅下車 徒歩3分)
10:00〜19:30 無休
入場無料
TEL.03-5530-5711
words:斎藤博美
女の子はひとつひとつカタチで切り抜かれている
会場風景
女の子が1列に並ぶショーウインドウ
初日に行われたライブペインティングのドローイング
鉛筆や切りくずなど、ライブの時の道具がそのままに残っている
2001-10-25 at 03:20 午後 in 展覧会レポート | Permalink
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