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2006/10/02
BankART Scool 10-11月受講者募集
BankARTスクールの10-11月。能楽(パフォーマンス)・建築・美術・写真と幅広いラインナップ。まだ定員に若干の余裕があるとのことです。芸術の秋ですし、ぜひ。
各講座の初回開講日は、以下の通り。
10/5(木)「没後20年 ヨゼフ・ボイス再考」
10/7(土)佐藤時啓「ピンホールカメラアート術」
10/10(火)みかんぐみ「インテリアを考える」
10/11(水)木下長宏「美術批評入門」
10/13(金)倉石信乃「現代写真の基礎─アイドルからソーシャル・ランドスケープまで」
10/16(月)梅若猶彦「"梅若猶彦の世界”古典の様式/アバンギャルド風ミックスジュース」
基本的に週1回、2ヶ月間で全8回。定員は基本的に20名。
月〜金19時30分〜21時30分 土曜は15時〜17時
会場:BankART Studio NYK
(BankART Studio NYK 横浜市中区海岸通3-9 電話:045-663-4677)
受講料:一講座につき¥15,000(税込)。なお、初めての方は、入学金¥3,000が必要。
受講生にはスクール学生証を発行し、特典もあり。BankARTショップをご利用の際、書籍販売価格の5%割引、 BankARTCafeおよびPubのチケットを10%割引に。
講座詳細
(月)梅若猶彦「"梅若猶彦の世界”古典の様式/アバンギャルド風ミックスジュース」
10/16,23,30 11/6,13,20,27 12/4
芸術作品とは、一つ一つの概念の欠片(かけら)が合わされつつ、パズル構成の欠片が、それらを統括する高次の思考の枠組みの中で構成されてゆくのか。いずれにしてもそれらが構成される際の接合部分がどうなっているのか、それに観念等をくっつける接着剤が問題であります。蕎麦で言えば「つなぎ」というところでしょうか。これらを踏まえたワークショップにしたいと思っています。
(火)みかんぐみ「インテリアを考える」
10/10,17,24,31 11/7,14,21,28
「インテリア」について観察・研究します。インテリアのどのような側面に注目して、それが今日の社会的な状況や歴史的背景などと、どのようなかかわりをもっているのかということについて、テーマを決めて受講生のみなさんとディスカッションしながら一緒に考えていきたいと思っています。
(水)木下長宏「美術批評入門」
10/11,18,25 11/1,8,15,22,29
美術批評とはなにか、どのように読まれ、書かれるべきか。『「名文」に学ぶ表現作法』をテキストに、実例を読み解きながら、作品・作者との関係のありかた、文章表現上の問題などを議論する。「美術批評」を読むことを通し、「美術/芸術」とはなにかを根底から考え直す、美術批評をもっとよく味わうため、そして、書くための入門講座。2005年5月から 06年9月まで開いた<土曜の午後のABC>の総まとめ篇。
(木)「没後20年 ヨゼフ・ボイス再考」
今年1月、没後20年を迎えたヨゼフ・ボイス。芸術、教育、政治にまたがる広範な活動を振り返り、来日時のエピソードや遺作のビデオなどを紹介する。
スケジュール(テーマは予定)
10/5 山本和弘(栃木県立美術館)「ボイス‘出門’」
10/12 白川昌生(美術家)「ボイス神話の功罪について」
10/19 荻原佐和子(セゾン現代美術館)「ボイス日本滞在記を中心に」
11/2 若江漢字(美術家)「思想家としてのボイス論から現代美術について」
11/9,16 松本夏樹(武蔵野美術大学/大阪芸術大学非常勤講師)「J・ボイス作品におけるキリスト教的・錬金術的表象について」「J・ボイスとR・シュタイナー」
11/23 三本松倫代(神奈川県立近代美術館)「ブロック・ボイスとその後」
11/30 長田謙一(首都大学東京教授)「誰もが芸術家である」というボイスのテーゼは、どのように20年後の今日受肉しうるか
(金)倉石信乃「現代写真の基礎─アイドルからソーシャル・ランドスケープまで」
10/13,20,27 11/3,10,17,24 12/2
肖像と風景は写真にとって起源からあるテーマだが、両者を別個に考えるのではなく、その相互関係を写真史の中から探ってみたい。同時期に横浜美術館で始まる「アイドル」展を参考に、今日の大衆文化に果たす写真の役割にも触れる。ゲストに大森克己氏(10月13日・27日)と金村修氏(11月10日・24日)を迎え、それぞれ他の写真家について、自分の作品について話していただく予定。
(土)佐藤時啓「ピンホールカメラアート術」
10/7,14,21,28 11/4,11/18,25
デジタル写真の現代は、写真の写る仕組みがブラックボックスですが、光が穴を通過することでイメージを形づくるという写真原理に変化はありません。本講座では、その単純な原理の神秘性を体験し、そこに未だに潜む可能性を、さまざまなカメラを制作し、実際に撮影から現像まで体験する事によって探って行きたいと思います。また、24コのピンホールカメラを接合したパノラマカメラによる撮影会やリキシャカメラでの走行体験なども行います。
2006-10-02 at 11:31 午後 in 公募&助成情報 | Permalink
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