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2006/05/14
うごめくこころ
" />土を用いて、無数の生命のエネルギーと、はかり知れない存在感のある立体作品を創りだした西川智之。岩絵具を用いて、内面・外界のどちらにも繋がる幽玄の世界を平面作品に繰り広げる大舩真言。二人は自然素材との意識レベルをも越えた交信の中、自己との純粋な対話を繰り返し形を生み出す。その行為にボーダーはない。
今回は、西川・大舩の二人に焦点を絞り、両者の作品を響きあわせ、さまざまな問いかけを真摯におこなっている展覧会。
*夜間の展示も昼間とはおもむきが異なる。闇が迫るなかでのイベントも予定されている。
2006年4月28日(金)〜6月18日(日)(月曜休館)
ボーダレス・アートギャラリーNO-MA(滋賀県近江八幡市)
一般200円、大学生・高校生150円、中学生以下無料
【関連イベント】
○特別イベント
「和ろうそくのあかりでみる」
5月20日(土)夜6時〜8時
観覧料(200円)でご参加いただけます。
○コンサートイベント
「音とともに時空を超える」
6月3日(土)開場5時半 開演6時〜7時半
出演者:サカキマンゴー(タンザニアの楽器リンバの演奏家)
入場料1200円(観覧料・1ドリンクつき)
【出展者紹介】
●西川智之(にしかわさとし)
1974年 滋賀県に生まれる。
93年〜94年 滋賀県立近江学園(知的障害児入所施設)に在園時、陶芸に取り組む。
93年に開催された「八木一夫が出会った子供たち」展(滋賀県立陶芸の森)への出展で注目を浴び、その後スイス・ローザンヌのアール・ブリュット美術館で展示、収蔵される。現在、近江八幡市在住。
●大舩真言(おおふねまこと)
1977年 大阪府に生まれる。
2001年に京都教育大学特修美術科日本画専攻研究科修了後、京都、大阪、東京、パリ等で個展を開催。その他、gallerism2004 (大阪府立現代美術センター)、Art Paris2004 ( carrousel du louvre ) 等さまざまな企画に参加する。また自身のプロデュースによる音楽やダンスとのコラボレーションなど分野にとらわれない活動も行う。
支持体として用いる和紙に、滲み・ぼかしの技法で魅せる空間的な奥行きと、岩絵具を彫刻的感覚でとらえ、粒子そのものに意識を込めていく表現スタイルは、既存の日本画という枠組みを超えた極めてオリジナルな表現方法である。
工芸的要素と絵画的要素を兼ね備えたその作品は、展示空間を含めた、あらゆる要素と密接な関係で結びつく存在として成立する。
近年、育ちの地である滋賀に制作活動の拠点を構え、今の時代に生きる日本人であるという実感と共に自分の本質と向き合い、物事の真実に迫ろうとしている。
2006-05-14 at 03:23 午後 in 展覧会・イベント情報 | Permalink
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