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2005/01/06

金氏徹平展「白夜のユーレイ」

「ユーレイ、姿を現す」

kaneuzi1kaneuzi2「小動物と大洪水」

新年明けましておめでとうございます。アーカイブも含めて多様にお楽しみいただきありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします(ART遊覧編集部一同)


大阪での個展は終了したが、東京ではまだ開催中の金氏徹平展(新年は1月11日から)。ものごとの境目をあいまいにしたり、集めることで新たな何かを生み出そうとしている。

白く塗り込めたフィギュアのほか、街中で見かけた白いもの、そこにあることで白抜きのような状態になっている風景の写真が展示されている。また、ビデオが2台あり、水に関する映像が流れていた。一カ所に流れが滞っている水やそこに集まってくるゴミなどが妙な組み合わせになる。こうした街のなかで見かける「無意識」は眺めていて飽きない。
そうしたことを意識的にトレースしたり、つくり出そうとしているようだった。
 個人的にはなんてこともないものの切り取り方に惹かれたが、つくられた作品は軽妙に見せるセンスがあって楽しめると思う。
大阪展のレポートも併せてお読みください。

金氏徹平展「白夜のユーレイ」
2004年12月4日(土)〜2005年1月15日(土)
児玉画廊・東京
(地下鉄東西線神楽坂駅1番出口より徒歩5分。赤城神社脇下り、光陽メディア右折、赤城印刷左折)
11:00-19:00
日月、12/26〜1/10休
TEL.03-5261-9022

words:白坂ゆり

2005-01-06 at 03:43 午後 in 展覧会レポート | Permalink

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コメント

アートが好きで、よく展覧会は行くのですが、これほどは見てませんでした。これは全部一人で見ているのでしょうか?好きな作家や興味のある作家もたくさんいて、見ていて楽しいです。しかしこれだけの数・・・すごい!

投稿情報: miho | 2005/01/07 13:38:01

mihoさん、待望のコメントありがとうございます!
このサイトの前身は、1997年に松下電器産業株式会社による社会貢献事業の一環として設立された「タウンアートギャラリー」というサイトです。これを基盤に、昨年11月より、原久子、斎藤博美、白坂ゆり、酒井千穂の4人のアートライターの自主運営に代わって(現在、松下さまには助成いただいています)、名前もあらたに「ART遊覧」としてリニューアルいたしました。このブログにするのに、ブルーマークはじめ、数人の方にお手伝いいただきました。

ブルーマークとは
http://www.bluemark.co.jp/

と、この辺の説明をどこかに掲載しないと、ですね。
4人のプロフィールもつくります。何かと前後してますが、そんなふうに少しずつ整えたり、変えたりしながら、日々見ている展覧会やアートの話題などを分かち合う事ができましたらおもしろいなあと思っています。

mihoさんは詩や散文にされていて、いいですね。詩で伝えるってむずかしいけど、展覧会の様子も、ああそうだなあ、と思いました。 今後ともよろしくお願いいたします。

投稿情報: shirasaka | 2005/01/07 15:06:06