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2007/10/12
ライターの近日遊覧予定【10/12~】
狩野永徳展
2007年10月16日(火)~11月18日(日)
京都国立博物館
織田信長、豊臣秀吉に仕え、聚楽第、大坂城の障壁画などを手がけたその活躍ぶりにも関わらず、現存作品は10件に満たないとされる狩野永徳の真筆。国宝となっている5点に加えて、昨年京都で見つかった屏風絵も初公開される。去年から楽しみにしていた展覧会、いよいよスタート。(酒井)
版という距離
2007年10月5日(金)~10月28日(日)
京都芸術センター
関西の画廊をまわっていると、頻繁に版画作品と遭遇する。「版画」という分野がしっかりと存在する、と言える。そして、多様なとらえ方ができる「版」をテーマに議論される場などもたびたび催されてきた。この展覧会は『関西版画現代史』(美学出版)にあわせて開かれるもので、20~30代の若手が「いま」の関西の版画を概観できること間違いないだろう。(原)
牛田美希「A(エイス)」
2007年10月22日(月)~10月27日(土)
巷房・Space Kobo & Tomo・巷房階段下
マニュキュア、つけまつげといった女性の必需品を素材に制作している牛田美希。これまで、ホワイトチョコレートでつくったマシンガンや合成洗剤によるハイヒールを発表してきた。今回はトランプによる新作を展示し、ステレオタイプでない独自の女性観を表出させる。(斉藤)
世界の表象
オットー・ノイラートとその時代
2007年9月25日(火)~10月21日(日)
武蔵野美術大学美術資料図書館 1階展示室
「アイソタイプ」といわれる、地図・ピクト・図表などを用いた視覚システムを約80年前に構想したノイラート。「アイソタイプ」はル・コルビジエなどにも注目され、30年代には世界的な拡がりをもって認知されていたという。ところで地図や図面などの「命題は写像である」という『論考』の中心となるアイデアがウィトゲンシュタインの頭のなかで閃いたのは、第一次世界大戦に彼が従軍していたときである。つまりその哲学的な命題と言語以外の表象によって現実を写しとる(写像する)ノイラートのシステムは、ほぼ時を同じくして現れたと言えるのかもしれない。(沢山)
2007-10-12 at 11:38 午前 in 近日遊覧予定 | Permalink
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» 狩野永徳 from 美術館放浪
昨日、久々に早く家に帰り、何気なくテレビをつけたらNHKが狩野永徳の特集をしていた。
16日から京都国立博物館で始まるNHK主催の狩野永徳展の宣伝と言えば宣伝かもしれないが、けっこう面白かった。
狩野永徳についてはほとんど知らなかったが、あの有名な唐獅子図ってあんなに馬鹿でかいとは思わなかった。高さが大人の背丈よりでかそうだ。その唐獅子をパソコン処理で眉毛を剃ったり、しっぽをなくしたりして、永徳がこの絵に描いた仕掛けを分析していた。へー、絵をそういうような目で見ることもできるのかと新..... [続きを読む]
トラックバック送信日 2011/06/05 11:45:36
コメント
はじめまして、
数年前から注目、というかすっかりファンになってしまった
若手アーティスト、服部正志さんの個展が開催されていますので
ぜひ紹介させてください。
会期:2007年10月16日(火)~28日(日)
12時~19時(最終日は17時まで/月曜定休日)
会場:ギャラリーアーティスロング
京都市中京区三条通堀川西入ル 一筋目角
TEL:075-841-0561
http://artislong.info
アクセス:市バス「堀川三条」より徒歩1分
地下鉄「二条城前」より徒歩5分
阪急「大宮」より徒歩10分
クウ(空・食うetc)というキーワードを追求し、
立体と平面を使ったシュールなユーモアを織り交ぜた
作品群が何かとても気になります。
クウとは、今、目で見える部分とは違う部分(空)を
いかに表現するか、というテーマになっているそうです。
が、純粋にこの方の作品自体が本当にシュールで
実に面白いんです。
彼のキャラと作品のギャップ、これも芸術なのかも。
昨日から始まっていますので
ぜひ!!
投稿情報: アーティスト服部正志ファン | 2007/10/17 12:44:28