ライターの近日遊覧予定【7/8〜】

藤本由紀夫展　＋/－
2007年7月7日（土）～9月17日（月・祝）
国立国際美術館
サウンドアーティスト、藤本由紀夫がこれまでとは異なる楽曲と音響再生装置を用いた巨大な新作を発表。「音楽」と「ノイズ」、「集合」と「分裂」、「差異」と「混淆」といった対立する概念を立体的に感じさせるという新たな試み。開催が待ち遠しい。（酒井）

VISIONARIES　　-　works on paper　-
2007年6月29日（金）～７月21日（土）
MEM
Recorded-model of butcher's shop-Visionaries（幻視者）というキーワードを通し
て、北山善夫、松井智惠、北辻良央、坂上チユキ、谷澤紗和子、ウニカ・チュルンら
６名の紙の上の仕事（鉛筆、ペン、水彩画等）に焦点をあてるという地味だけど、心
くすぐられる企画。MEMの入っているレトロな建物（1922年～）の空気が面白さを増
してくれそうだ。（原）

加守田章二展
2007年6月29日（金）～7月14日（土）
彌生画廊
最も好きな陶芸家。49歳で他界という限られた作陶人生の中で、幾度も作風を変貌させ
てきた。1983年没なのでリアルタイムには見ていないが、いま見ても古いどころか新鮮
で、どういう行程で作っているのか想像できず、見飽きることがない。(斉藤)

線の迷宮〈ラビリンス〉II―鉛筆と黒鉛の旋律
2007年7月7日（土）～9月9日（日）
目黒区美術館
2002年の〈ラビリンス〉一細密版画の魅力の第二弾。鉛筆の表現にこだわり制作してい
る、20～70代の画家たちが出品している。同館では、展覧会に合わせていつも多数のワ
ークショップを開催しているが、今回も８つのプログラムが用意されている。週末には
６作家のアーティストトークを順次実施。（斉藤）

料治熊太と仲間たち 棟方志功・谷中安規、活躍ス！
2007年6月30日（土）〜8月5日（日）
町田市立国際版画美術館
新しい木版画の表現を模索していた昭和初期の、素朴さとおかしみのつまった画面を味わいに是非行きたい。料治熊太については勉強不足のため、日曜日に開催されるという学芸員によるギャラリー・トークに参加しようと思う。それから国際版画美術館には水曜日と土曜日の朝にしゃべりながら見て良い時間（ 美術館で語りあおう—トーク・フリー・タイム）があるが、実際はどんな様子なのか見に行きたい。（水田）