« 高橋匡太 平成17年度五島記念文化賞・美術新人賞受賞 | メイン | パラモデル新作展 »
2005/03/18
内藤由味子展ーつきあたるまで
岐阜のギャラリーキャプションでは3月19日より 『内藤由味子展ーつきあたるまで』 を開催いたします。
アイルランドの風景を撮影した一連のシリーズ「LANDs END」(2004年)が話題となり、東京および、今年1月にはニューヨークでも個展が行われるなど、今後ますますの活躍が期待される新進写真家、内藤由味子の作品を紹介します。
また、3月末まで、東京・中目黒の北欧家具店ハイクにて「LANDsEND」を展示中。
2005年3月19日(土)〜4月30日(土)
GALLERY CAPTION
岐阜市玉姓町3-12 伊藤倉庫( JR岐阜駅北口、名鉄新岐阜駅より徒歩5分)
12:00-18:30
休廊日: 日月/祝日 [*但し、4月29日(金/祝)は開廊]
TEL.058-265-2336
企画協力:アートコクーン
「LANDs END」は、幼いころより岬や海に突き出た断崖からいつも遠くを眺めていたという内藤が、地図の上で、生まれ育った北海道から見て、西端の地であるアイルランドに、"果て"を求めて撮影されたもので、荒涼とした厳しい土地にも確かに息づく人と自然の営みの、静かに澄まされた美しさを丁寧にとらえながら、彼女のまなざしが果てという終わりではなく、その先にある遥か彼方へ向けられていることに気づかされます。
そしてその視線は、その後に展開された、天文学において目に見えるものの限界を意味する"視地平"(しちへい)をバルト海沿岸を旅するなかで追った「visible horizon」において、より強く印象づけられるものとなります。
「つきあたるまで」と題された本展は、つきあたるまで地の果て、視線の果てを追いかけて、その先にある世界を表現したいという思いを込めて、彼女の原点である北海道を写し出した「home」、世界の果てに終わりではなく始まりを見る「LANDs END」、そして視地平とその視線の先にある限りない広がりを思わせる「visible horizon」で構成されます。
2005-03-18 at 03:45 午後 in 展覧会・イベント情報 | Permalink
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a014e885bb6e5970d014e88e74432970d
Listed below are links to weblogs that reference 内藤由味子展ーつきあたるまで: